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ドールとは?ドールオーナーが解説する人形の歴史・魅力・癒し

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こんにちは、ドール歴10年以上のcocoです。映画「ドールハウス」について調べていたところ、ドールの歴史に興味が湧き、ドールオーナーの視点でまとめました。楽しんでいただければ幸いです。

coco

ドールの世界史と日本史の比較、ドールセラピー、着せ替え人形とフィギュア人形に触れています

このようなことが分かります

  • ドールの世界史と日本史の違い
  • ドールセラピーとぬいぐるみセラピーの違い
  • ドールとフィギュアの違い

こちらの記事はいかがですか?

目次

はじめに:ドールとはどんな存在?

ドールと聞くと、愛らしい人形を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、ドールは単なる玩具ではなく、心を癒し、文化や芸術を体現する特別な存在です。私、cocoはドールオーナーとして、ドールと共に過ごす喜びや癒しを日々感じています。

この記事では、「ドールとは?」という疑問に答え、その歴史や文化、魅力をお伝えいたします。ドールの世界に初めて触れる方も、ぜひこの扉を開いてみませんか? 

coco

ドールに興味を持っていただいたら、ぜひ最後までご覧ください

ドールの意味と定義:玩具から芸術まで

ドールとは、英語の「doll」に由来し、人間や動物を模した人形を指しますが、その定義は多岐にわたります。観賞用のビスクドール、着せ替えを楽しむ球体関節人形(BJD)、作家の魂が宿る創作ドールなど、ドールは多様な形で愛されています。特に、球体関節人形はウィッグや衣装をカスタマイズでき、ドールオーナーの自己表現の場として人気です。

一方、ドールは単なる物体を超え、時には神秘的な存在として扱われます。日本の伝統では、ドールは「ヒトカタ(人形)」として、大祓人形や人形流しのように儀式や信仰の依代となることもあります。

coco

こうした背景を知ると、ドールの奥深さがより感じられますね

ドールの歴史と種類:古代から現代まで

ドールの歴史は、人類の文化と共に歩んできました。約2万7000年前、チェコのドルニ・ヴェストニツェ遺跡で発見された土製の人形は、世界最古のドールとされ、儀式や信仰の道具だったと考えられています。 

中世粘土人形の資料画像がなかったため、イメージです
STEP
古代

エジプトでは、墓に納めるミニチュア模型がドールの原型として登場。

STEP
中世ヨーロッパ

13世紀の粘土製人形や15世紀の木製人形が、子供の遊び相手や装飾品として親しまれました。 

STEP
近代

19世紀にはビスクドールが登場し、ファッションや芸術の象徴に。フランスのジュモー社によるアンティークドールは、現代でもコレクターの憧れです。

coco

このように、ドールは時代と共に形を変え、信仰、遊び、芸術の役割を果たしてきました。日本でも大祓人形など、今でも儀式や信仰の道具になっている共通点があります。詳しくは後述します

アンティークドールはオークションで人気です

日本のドール文化:伝統と美意識

日本のドール文化は、縄文時代(紀元前14,000年~紀元前400年頃)の土偶に始まり、古墳時代(3世紀中頃~7世紀頃)の埴輪に引き継がれ、信仰や厄除け・埋葬品として発展しました。平安時代の「ひいな遊び」では、貴族が人形に災厄を移し、現代の雛祭りに繋がる伝統が生まれました。江戸時代には、京人形や市松人形が芸術品として愛され、雛人形や五月人形が節句の象徴になっています。

土偶は呪術的・豊穣や多産を願う信仰的の対象、埴輪は死者の霊を守り権威を示すためのお墓の目印だったと考えられています

土偶の写真がないため、埴輪の写真を使用しています


現代では、郷土玩具や人形師による美術工芸品が、伝統技術と美意識を体現しています。ドールには厄除けの役割が込められ、大祓人形や人形流しなどの行事が行われています。また、人形供養は、古いドールに感謝を込めて送る日本独特の風習です。

coco

ドール用語のお迎えには「迎え入れる」という意味と「死の比喩」という2つの側面があります

ドール文化を感じる映画

癒しとしてのドールセラピー:心の支え

ドールは、遊びや観賞を超え、心の癒しを与える存在でもあります。私は適応障害の経験から、ドールセラピーを通じてドールの癒しを実感しました。ドール界隈では、「ドール 障害」で検索する方が多く、ストレスや心の負担を抱える人々がドールに安らぎを求めています

リカちゃんやシルバニアファミリーのような着せ替えドール、抱き人形を使った介護現場でのセラピーなど、ドールは多様な形で心に寄り添ってくれます。ドールの場合はドールセラピー、ぬいぐるみの場合はぬいぐるみセラピーと区別されているようです。

coco

あなたも、ドールと共に穏やかなひとときを過ごしてみませんか? 

ドールの癒し効果

ドールとフィギュアの違い:着せ替え人形と鑑賞人形文化

「ドールとフィギュアは何が違うの?」と疑問に思う方も多いでしょう。ドールは着せ替えやカスタマイズが可能な人形を指し、布製の衣装やウィッグで個性を表現できます。

一方、フィギュアは固定されたデザインで、着せ替えが難しいのが特徴です。着せ替え人形としてのドールは、カスタマイズの自由度が高く、ドールオーナーの創造性を刺激します。この違いを知ると、ドールの魅力がさらに深まります。

coco

近年では、中国発のブラインドドールのように、両者の要素を融合させた新しいドールも登場しています

ブラインドドールについてはこちら

ドールと創作物:映画や漫画での魅力

ドールは、映画や漫画でも神秘的な存在として描かれます。たとえば、ホラー映画「ドールハウス」では、ドールが恐怖と癒しの象徴として登場します。私はこの作品を見て、ドールの奥深さに改めて感動しました。

漫画「ドルおじ」ではおじさんがドールにハマる(沼る)様子をドール用語やドール文化と一緒に紹介しており、ドール初心者のためのガイド本としておすすめです。

漫画「ローゼンメイデン」はドールオーナーがドールに興味をもった理由として多く挙げられる名作です。アンティークビスクドールを題材にしており、可愛らしいドール達が魅力の作品です。

漫画「観葉少女(プランツドール)」は創作人形に近いドールで、職人により一体一体仕上げられたドールが波長の合うドールオーナーを選ぶといった神秘的な作品です。

coco

こうした創作物は、ドール文化の多面性を教えてくれます。興味を持ってくださったらぜひこちらからどうぞ

勉強になるドール漫画

おわりに:ドールとは、あなたの心を映す存在

ドールとは、遊び、芸術、癒し、伝統が交錯する特別な存在です。私にとって、ドールは心の支えであり、人生を彩る大切なパートナー。この記事を通じて、ドールの魅力や文化に触れていただけたなら幸いです。

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ドールオーナーの世界に興味を持った方は、ぜひ当ブログの他の記事もご覧ください。あなただけのドールとの素敵な出会いをサポートさせていただけたら嬉しいです

ドールに興味がある方へ

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この記事を書いた人

cocoのアバター coco ミニマリストドールオーナー

シュガーカップス(ショコラーラ)のmimiを一人っ子で可愛がっています。

ドールオーナー歴13年(過去10年+復帰3年)| ミニマリスト歴10年 | ブロガー歴5年 | ディーラー経験あり | ドール初心者に役立つ知識を発信中

ドールオーナーさん達のお役に立てましたら幸いです♡

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