こんにちは、ドール歴10年以上のcocoと申します。ドール服の洗濯について「中性洗剤で洗えばOK」という検索結果を見かけました。実は洗わない方が良い素材もあるため、注意喚起として記事にまとめさせていただきます。

シルクや高価なドール服など、繊細な服に特におすすめの方法です
このような方におすすめです
- ドール初心者さん
- ドール服を清潔に保ちたい方
- 高級なドール服の扱いに困っている方
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はじめに – ドール服は「洗わない」のが安全。理由は服が縮むから
人間用の衣類やハンドメイド品は、基本的に生地を水通してします。ハンドメイドで水通しをする理由は、洗濯による生地の縮みを防ぐため、色落ちや色移りを防ぐため、そして布の歪みを直して地目を整えるためです。
ドールディーラーの場合はドール服のため、人間が使用しないので水通しをしない場合や、できない場合があります。

私の場合は「水通し」できません。理由はドール服の材料が「シルク(正絹)」だからです
水洗いできないドール服の素材「シルク・レーヨン」
ドール服に使われていそうな、水洗いできない素材をまとめてみました。ほとんどは洗える綿(コットン)素材だと思いますが、たまにこのような素材が使われている場合がありますので覚えていただければ幸いです。
ドール服の洗えない素材
- シルク(正絹)
- レーヨン
- 麻(リネン)
- 撥水・防水加工の素材
- 混紡素材(シルク混など)
ドール服の場合は洗濯表示がなく、一見して何の素材が使われているか分からないことが多いです。ディーラーさんからの購入時に把握しておくか、表記がない場合は洗わないでおくのがおすすめです。
また、ドール服の生地だけでなく、レースなどの副資材にレーヨン・シルク・麻が使われている場合があります。このような場合も素材が縮む可能性がありますので洗わないのが安全です。

私のドールディーラーブランド「Sarasa」もシルクを使用しています。洗わないでいただくのが正解です
ドール服を洗わないで清潔に保つ方法
洗うのがダメならどうすればいいの?というドールオーナーさん向けに洗わずに清潔に保つ方法を紹介します。
方法①シミ抜き剤を利用する
1つ目は「シミ抜き剤を利用すること」です。シルクに付着した難しい汚れも、専用のシミ抜き剤なら、改善することが期待できます。

こちらのシルク対応シミ抜き剤は、シミを薄くすることが期待できます。詳しい内容はリンク先よりご覧ください
シルク対応のシミ抜き剤

方法② 陰干しする
2つ目は「陰干し」を使用することです。外気に当てることでニオイなど不衛生要素を解消することが期待できます。

ファブリーズなどの消臭スプレーは水分が含まれているため、シルクの場合「輪シミ」になってしまうことがあるそうです。ご注意ください
シルク対応のシミ抜き剤

方法③ 買い替える
もしものために「予備」を購入しておくのも効果的です
3つ目は「買い替える」ことです。消耗しているドール服を新品に買い替えることで洗濯の悩みから解放されます。お気に入りのドール服なら、1着だけでなく予備の2着目を購入しておくのも良い方法です。

私の場合はハンドメイドしていますので、資材の予備を残しておいていつでも自作できるようにしています
おわりに:素材に合わせた方法で失敗なく衛生的に
ドール服の素材はほとんどがコットンだと思います。ほとんどの場合は心配ないのでご安心ください。
でも、もしもシルクなどの高級素材やレーヨン(レースに使われることが多いです)の場合は洗わないことをおすすめします。水との相性が悪く縮む可能性があるからです。

ドールは人のように汗をかかないため、衛生的に保つもの簡単だと思います。ぜひ、ドール服の素材に合わせた方法で楽しく着せ替えをお楽しみください
ディーラー視点のドール服事情